「ホームページ制作を外注企業に依頼したい」と考えている企業は少なくありません。
しかし、外注企業の数が多いため「何を基準に選べばよいか分からない」「業者選びで失敗したくない」と悩んでいる担当者がいるはず。
そこで今回は、ホームページ制作会社の選び方や確認すべきポイントを解説します。
選定する際に注意すべき点も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
ホームページ制作会社を選ぶ前にやるべきこと
まずは、ホームページ制作会社を選ぶ前にやるべき3つのことを解説します。
- ホームページ制作の目的を明確にする
- ターゲットを設定する
- 自社の強みを洗い出す
ひとつずつ解説していきます。
ホームページ制作の目的を明確にする
ホームページを制作するにあたって、どういった目的があるのか明確にしましょう。
目的として挙げられる例は、下記の通りです。
- 応募数を増やしたい
- 競合他社との差別化を図りたい
- 新規の見込み顧客を獲得したい
- サイト経由の問い合わせを増やしたい
- 商品ページを充実させて訴求を高めたい
目的が曖昧なまま制作を進めてしまった場合、依頼する際の提案や注力すべきポイントが変わってしまう可能性があります。
ホームページは会社の名刺とも言えるため、必ず明確な目的を決めておきましょう。
ターゲットを設定する
ホームページ制作では「誰に向けて情報を発信するのか」を決めておく必要があります。
ターゲットを設定するメリットは、下記の2つです。
- どのようなデザインが適しているのか分かる
- どういった情報を掲載すべきなのか明確になる
また、見込み顧客や潜在顧客、顕在顧客によっても、ホームページ制作の方向性は変わります。
さらに、顧客の中でも20代男性や30代女性と詳細に分類できると、作り込むべきデザインやコンテンツが明確になるでしょう。
理想のターゲット設定は年齢や性別、行動パターン、デモグラフィックまで定義することです。
自社の強みを洗い出す
ホームページを制作する際は、自社の強みを洗い出しましょう。
強みを洗い出す理由は、下記の2つです。
- 競合他社との差別化を図りやすくするため
- 制作会社に依頼する際に、具体的な提案を得やすくするため
自社の強みを訴求ポイントとして共有できれば、ホームページ制作の方向性が定まるでしょう。
ホームページ制作会社を選ぶ際のポイント
続いて、ホームページ制作会社を選ぶ際のポイントを4つ解説します。
- 担当者との相性は問題ないか
- ホームページ制作会社の得意分野と自社の目的が合っているか
- 提案書や見積書の説明が魅力的であるか
- ホームページ制作会社のサイトが分かりやすいか
ひとつずつ解説していきます。
担当者との相性は問題ないか
ホームページの制作期間は長期にわたるため、頻繁に連絡を取る担当者との相性は重要です。
プロジェクトが大きい場合、数ヶ月間は一緒に仕事をする場合もあります。
そのため、担当者との相性を確認するために、下記の4つは押さえておきましょう。
- やりとりに気配りを感じる
- 担当者に実績や経験がある
- 提案だけでなく、アドバイスもしてくれる
- 初回面談時に徹底したヒアリングを行ってくれる
ほかにも、専門用語を多用せず丁寧に説明してくれる担当者であるかも重要なポイントです。
ホームページ制作会社の得意分野と自社の目的が合っているか
ホームページ制作会社にはさまざまな種類があるため、得意分野も多岐にわたります。
そのため、自社の目的に合った制作会社に依頼する必要があります。
「すでに同じ業界で制作実績があるか」「制作する際にこだわっている点」などの質問が可能であれば、聞いてみましょう。
実績が積み上がっている制作会社の場合、事例を細かく提示してくれるはずです。
提案書や見積書の説明が魅力的であるか
ホームページ制作会社を選ぶ際は、提案書や見積書の説明が魅力的であるかどうかも重要です。
確認すべきポイントとして、下記の3つが挙げられます。
- 目的に沿った提案内容になっているか
- 不明瞭な料金や項目が存在していないか
- 希望通りの納期や予算で提示されているか
また、ホームページ公開後の運用についても確認しておきましょう。
公開して「追加料金が必要だった」「サポート機能がついていない」といったトラブルに陥らないように、事前に確かめる必要があります。
ホームページ制作会社のサイトが分かりやすいか
制作依頼するホームページ制作会社のWebサイトが分かりやすいか確認しておきましょう。
確認・質問すべき項目は、下記の4つです。
- デザインが古くないか
- 定期的にサイトが更新されているか
- 必要な情報が十分に掲載されているか
- 第3者が閲覧しても分かりやすいサイト設計であるか
情報の多さも大切ですが、誰が見ても分かりやすく操作のしやすいサイトでなければ意味がありません。
そのため、信頼できる制作会社に依頼するためにも、しっかり確認しましょう。
ホームページ制作会社を選ぶ際の注意点
続いて、ホームページ制先会社を選ぶ際の注意点を2つ解説します。
- 見積書の見方を理解する
- ホームページ制作依頼の流れを把握する
それぞれ解説していきます。
見積書の見方を理解する
ホームページ制作会社を選ぶ際には、見積書が必ず発行されます。
金額が間違っていないか・価格設定は適正なのか、といった点を判断しなければなりません。
また、記載されている項目例は下記の通りです。
- 撮影
- テスト
- デザイン
- サイト設計
- 進行管理費
- コーディング
- KPI・コンセプト
- 環境構築・機能実装
- SEO対策・マーケティング
見積書の記載項目やフォーマットは、制作会社によって異なります。
そのため、不明な点があった際は曖昧な状態にせず、必ず質問しましょう。
ホームページ制作依頼の流れを把握する
ホームページ制作会社を選ぶ際には、制作の流れを把握しておきましょう。
大まかな流れを理解できれば、コミュニケーションを図りやすくなるメリットがあります。
ホームページ制作の流れは、下記の通りです。
- 依頼準備
- 面談・ヒアリング
- 見積もり・提案
- 定例ミーティング
- サイト設計
- デザイン開発
- テスト・チェック
- Webサイト公開
また、発注する際は制作会社と綿密な要件定義を行う必要があります。
そのため、プロジェクトの進捗管理や成果物チェックなどを確認しながら完成品のクオリティを高めていきましょう。
ホームページ制先会社のコンペを行う際に気をつけること
続いて、ホームページ制先会社のコンペを行う際に気をつけることは、下記の2つです。
- 金額だけで評価しない
- 社数は3社ほどに絞る
ひとつずつ解説していきます。
金額だけで評価しない
ホームページ制作会社のコンペを実施する際は、依頼先の見積り金額だけで評価してはいけません。
例えば、金額が安いだけで選んでしまう場合のリスクとして、下記の3つが挙げられます。
- 全く成果に反映されないホームページが完成した
- 公開後に運用に関する要望に応えてもらえず、改善できなかった
- 成果物をコントロールする時間がかかり、公開予定日を大幅に過ぎてしまった
金額で全てが決まるわけではありませんが、安易に値段だけで判断するのは控えましょう。
社数は3社ほどに絞る
ホームページ制作会社にコンペを依頼する際の社数は、3社〜5社に絞りましょう。
多すぎると審査が大変ですし、それだけ時間と労力がかかります。
準備を丁寧に行うことで、質の高い制作会社の提案を受けましょう。
まとめ:選ぶ基準を明確にしてホームページ制作会社を選びましょう
ホームページ制作会社を選ぶ際にやるべきことは、下記の3つです。
- ホームページ制作の目的を明確にする
- ターゲットを設定する
- 自社の強みを洗い出す
本記事でお伝えした注意点やコンペを実施する際のポイントも参考にして、自社にあった制作会社を選びましょう。