ホームページ制作にはさまざまな方法がありますが、作成目的や重視すべき点によって選択肢は異なります。
そのため、自社に適したホームページの作り方を知ることが大切です。
とはいえ「会社のホームページを作るにあたって、何をすればいいか分からない」「作成する際に、注意すべき点を知りたい」と悩んでいる企業も少なくないはず。
そこで今回は、ホームページの作り方や必要なもの、注意点を解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
ホームページを作るうえで必要なもの
まずは、ホームページを作るうえで必要なものを2つ紹介します。
- サーバー
- ドメイン
それぞれ紹介していきます。
サーバー
サーバーとは、Web上にあるホームページを格納するためのスペースです。
必要に応じてデータを引き出して、ユーザーへ提供する役割もあります。
サーバーは無料と有料の2種類に分けられており、それぞれの違いは下記の通りです。
- 無料サーバー:最低限のコストで作成できるが機能やサービスに制限がある
- 有料サーバー:安定した環境でホームページを運用でき、セキュリティ機能も充実している
自社独自でもサーバーを構築できますが、膨大な費用がかかります。
しかし多くの企業は「月1,000円〜3,000円程度」で利用できるレンタルサーバーを活用しており、コストを抑えた運用を行なっているので覚えておきましょう。
ドメイン
ドメインとは、Web上にある個々のホームページを判別するための住所のようなものです。
企業が取得するドメイン例として、下記の3つが挙げられます。
- co.jp:日本で登記している法人が取得できる
- .jp:日本に住所のある法人が取得できる
- .com:商用を意味する
またドメインには、独自ドメインと共有ドメインの2種類があります。
それぞれの違いは「独自ドメイン=文字列を自由に組み合わせて所有できる」「共有ドメイン=複数のユーザーで同じドメインを利用する」と覚えておきましょう。
ホームページの作り方
続いて、ホームページの作り方を4つ解説します。
- ホームページ制作ツールを活用する
- HTMLやCSSで作成する
- CMSを活用する
- Web制作会社に外注する
それぞれ解説していきます。
ホームページ制作ツールを活用する
ホームページの作り方として、制作ツールの活用があります。
ドラッグ&ドロップで直感的にホームページを作成できるため、初心者に適した方法です。
ホームページ制作ツールの特徴として、下記の3つがあります。
- テンプレートの種類が豊富
- HTMLやCSSといった専門知識が必要ない
- 独自ドメイン・メールアドレスの取得は、別途費用がかかる
ちなみにサービス自体が終了となった場合、作成したホームページも消えてしまう可能性があるので注意しましょう。
HTMLやCSSで作成する
ホームページは、HTMLやCSSコードを活用して作成する方法があります。
CMSなどのシステムを導入するわけではないため、構造も複雑ではありません。
HTMLやCSSで作成する際の特徴は、下記の3つです。
- 自由度が高い
- 表示速度が速い傾向にある
- セキュリティのリスクが少ない
ただし、最低限のWeb制作スキルや専門性が求められます。
用意されたページを表示させるだけではありますが、制作ソフトがFTPソフトが必要になる点も覚えておきましょう。
CMSを活用する
ホームページ作成には、CMS(Contents Management System)を活用した方法があります。
編集や更新作業をスピーディーに行える点から、多くの企業で利用されています。
そんなCMSの特徴は、下記の3つです。
- データ共有・管理をメンバー内で行える
- パンくずリストやページメニューが自動で更新される
- 予約機能によって、好きなタイミングで情報を公開できる
また、どこからでも情報を更新できるので、Web制作会社に外注する必要がありません。
情報が反映されるまでのタイムラグがなくなる点は、メリットのひとつといえるでしょう。
Web制作会社に外注する
ホームページの作成は、Web制作会社に外注する方法があります。
「デザインにこだわりたい」「本格的に集客を行いたい」といった場合に、適したやり方のひとつです。
具体的な特徴として、下記の3つが挙げられます。
- 業務負荷を軽減できる
- ホームページに費やす時間を短縮できる
- オリジナルのホームページを作成できる
ただし外注する際に、ページ数の多さやマーケティングサポートなども依頼する場合は、50万円以上の初期費用が発生するケースもあるので覚えておきましょう。
ホームページを作るうえで意識すべきこと
ここまで、ホームページの作り方をお伝えしました。
続いて、ホームページを作るうえで意識すべきことを3つ解説します。
- ホームページを作成する目的を明確にする
- 事業イメージにあったデザインにする
- ページ構成を分かりやすくする
ひとつずつ解説していきます。
ホームページを作成する目的を明確にする
ホームページを作る際は、作成目的を明確にしましょう。
競合他社と同じ内容のホームページを検討している場合でも、誰に向けて情報を発信するかによって、作り方が異なります。
つまり作り方によって、閲覧するユーザーが変わってくるのです。
まずは下記に挙げる目的例を参考にして、自社に適したものを見つけましょう。
- 自社の信頼感を伝えたい
- ホームページから商品・サービスを販売したい
- 自社の取り組みや活動などに関する情報発信を始めたい
- 起業するため、名刺代わりになるホームページを作成したい
上記のように目的が明確になることで、ホームページの内容やデザインも組み立てやすくなります。
事業イメージにあったデザインにする
ホームページ制作を行う際は、事業イメージにあったデザインを意識しましょう。
例えば「フォント」だけにこだわった場合、利用する種類によって下記の効果が得られます。
- 明朝体:上品・真面目・大人っぽさ
- 行書体:和風・伝統的
- ゴシック体:楽しい・目立つ・面白い
またビジネスに関する画像を挿入することで、自社のイメージに沿った内容のホームページを作成できるはずです。
ほかにも色やフォントの大きさ、画像のサイズなどによって、読者に与える印象は異なるので意識しましょう。
ページ構成を分かりやすくする
ホームページを作成する際は、分かりやすいページ構成を意識しましょう。
例えば、顧客が商品を購入するまでの階層が深い場合、下記のデメリットが考えられます。
- 目的ページに辿り着くまで時間がかかる
- ページを見つけられずに離脱されてしまう
そのため自社のホームページに、どういったページが必要なのかを洗い出す必要があります。
競合他社のホームページを参考にしながら、必要コンテンツを見つける方法もあるので覚えておきましょう。
ホームページを作る際の注意点
ホームページを作る際は、モバイルユーザーを意識しながらデザインやレイアウトを作成しましょう。
スマートフォンの普及によって、モバイル環境でインターネットを利用するユーザーが増えています。
総務省の調査によると、2o22年のスマートフォンからのインターネット利用率は71.2%であると発表しました。
仮にモバイル対応していない状態で閲覧した場合、下記のように表示されてしまいます。
- 文字が小さくて読みづらい
- 途中でページが途切れている
つまり多くのモバイルユーザーの離脱を防ぐためにも、デザインやレイアウトにはこだわりましょう。
まとめ:自社の目的に沿ったホームページを作成しましょう
今回は、ホームページの作り方や必要なもの、注意点などをお伝えしました。
ホームページの作り方は、下記の4つに分類されます。
- ホームページ制作ツールを活用する
- HTMLやCSSで作成する
- CMSを活用する
- Web制作会社に外注する
また意識すべき点として「ホームページを作成する目的を明確にする」「事業イメージにあったデザインにする」などもあります。
本記事でお伝えした必要なものや注意点も参考にして、自社のホームページ制作に活かしてください。
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