ホームページ制作を企業・個人事業主に依頼する際は、見積書を作成する必要があります。
しかし「見積もりの金額はどのようにして決定するのか」「見積書にはどういった項目があるのか」と疑問に感じる方も少なくありません。
そこで今回は、ホームページ制作における見積書の項目や注意すべき点を解説します。
見積もりを依頼する際にやるべきことや制作費を抑える方法も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
ホームページ制作における見積書の項目一覧
まずは、ホームページ制作における見積書の項目を6つ紹介します。
- 進行管理費
- 企画費
- デザイン費
- コーディング費
- 環境構築費
- デバッグ費
ひとつずつ紹介していきます。
進行管理費
ホームページ制作における進行管理費とは、プロジェクトの開始から終了までにかかる管理費用です。
主にプロジェクトマネジャーやWebディレクターの作業コストを算出しており、ディレクション費・プロジェクト費とも呼ばれています。
具体的な業務内容は、下記の通りです。
- 企画提案
- 見積書の提出
- スケジュール管理
- コンテンツの品質チェック
- クライアントへのヒアリング
費用は、ホームページ制作費用全体の10%が目安とされています。
企画費
ホームページ制作における企画費とは、ホームページ全体の企画を練る際に発生する費用です。
業務内容の詳細として、下記が挙げられます。
- 現状分析
- 競合調査
- プロジェクトのKPI
- ターゲットとコンセプトの決定
費用はホームページの施策や規模、構成の難易度で異なります。
制作費用全体の10%〜30%で計算される場合もあるので、覚えておきましょう。
デザイン費
ホームページ制作におけるデザイン費とは、画像作成やレイアウトといったデザイン全般にかかる費用です。
制作会社によって「工数」「ページ単位」で見積もりが行われます。
また、作業項目数やページの重要性によって、費用が分けられるケースは多いです。
そのため、どのページのデザインを優先的に行うべきか事前に確認しておきましょう。
コーディング費
ホームページ制作におけるコーディング費とは、プログラマーがHTMLやCSS、JavaScriptといった言語を記述するための費用です。
例えばコーディングによって発生する動作として、下記が挙げられます。
- マウスをボタンに乗せると色が変わる
- リンクをクリックすると、ほかのページに遷移する
- フォーム経由で問い合わせがあった際に、自動送信メールを送る
ちなみに、費用は「工数」「ページ単位」で算出されるので覚えておきましょう。
環境構築費
ホームページ制作においての環境構築費とは、コーディング以外で発生する費用です。
具体例として、下記の5つがあります。
- SSLの導入
- CMSの組み込み
- リダイレクト設定
- お問い合わせ機能の設定
- サーバー・ドメインの利用費
費用や対応範囲は制作会社によって異なるので、事前に見積もりで確認しておきましょう。
デバッグ費
ホームページ制作におけるデバッグ費とは、ホームページ完成後に正しく機能するか確認するための費用です。
確認項目として、下記の3つが挙げられます。
- 誤字脱字の確認
- 問い合わせ機能の確認
- 記事・コラムの投稿機能の確認
仮に確認項目が複雑な場合、費用も高くなります。
また確認結果を一覧表としてまとめている制作会社もありますが、比例して見積もり金額も高くなるので覚えておきましょう。
ホームページ制作の見積書で確認すべき点
ここまで、ホームページ制作における見積書の項目一覧を紹介しました。
続いて、ホームページ制作の見積もりで確認すべき点を2つ解説します。
- 納期が記載されているか
- 専門用語が使用されていないか
それぞれ解説していきます。
納期が記載されているか
ホームページ制作の見積書を確認する際は、納期が記載されてるかチェックが必要です。
納期が遅延するケースは少なくありませんが、曖昧な状態でプロジェクトを進めた場合、トラブルを発生させる恐れがあります。
そのため、納期に関しては下記の対策が有効です。
- 契約書は契約前に入念に確認する
- 納期が記載されていない場合、必ず協議する
納期の遅延は公開スケジュールに支障をきたすため、デッドラインを設けておきましょう。
専門用語が使用されていないか
見積書を確認する際に、理解できない用語が使用されていた場合は質問しましょう。
ホームページ制作を依頼するにあたって、聞き覚えのない言葉は現れます。
制作依頼を検討する担当者へ質問するメリットは、下記の2つです。
- 担当者との相性を判断できる
- 回答の内容や態度によって、良心的であるか判断できる
ほかにも意義を実感できない場合、無駄な費用を払わずに済みます。
実際の話を聞いてイメージが掴めないのであれば、躊躇せずに質問しましょう。
ホームページ制作費を抑える方法
次に、ホームページ制作費を抑える方法を2つ紹介します。
- サイトマップを作成する
- 自社でデザイン素材を用意する
ひとつずつ解説していきます。
サイトマップを作成する
サイトマップとは、サイト全体の構成が一覧で記載されているページです。
基本的にホームページ制作会社が依頼しますが、自社で作成できれば見積りの費用を抑えられます。
サイトマップを作成する際のポイントは、下記の3つです。
- 伝えたい情報を書き出す
- 書き出した要素をカテゴライズする
- カテゴライズしたものを階層で分ける
階層分けする際は、ユーザーがトップページを訪れて一目でどういったページで構成されているか理解しなければなりません。
自社でデザイン素材を用意する
ホームページ制作で見積もりを提出する前に、自社でデザイン素材を用意できれば費用を抑えられます。
テキストや画像、写真、ロゴマークなどの用意を依頼した場合、費用も上がってしまいます。
また、写真撮影やキャッチコピーの考案も、自社で実施しやすい項目です。
ホームページ制作で発生する費用を抑える際は、自社でデザイン素材を用意する必要がある点を覚えておきましょう。
ホームページ制作で見積もりを依頼する際にやるべきこと
ホームページ制作で見積もりを依頼する際には、備考欄にも目を通しましょう。
つい見積書の金額や項目だけで判断してしまいますが、備考欄にも重要な内容が記載されているケースは少なくありません。
具体例は、下記の通りです。
- 「素材は貴社でご用意いただきます」
- 「〇〇は開発費用に含まれておりません」
- 「運用開始後のサポートは、別途費用が発生します」
備考欄は小さな文字で記載されており、気づきづらい箇所ではあります。
しかし、目立たない部分こそ、重要な条件が提示されている点に注意が必要です。
提示された内容に不明・不安な部分があった場合は、迅速に制作会社に質問しましょう。
まとめ:見積書を理解してホームページ制作会社に依頼しましょう
今回は、ホームページ制作における見積書の項目や注意すべき点をお伝えしました。
見積書に記載されている項目として、下記の6つがあります。
- 進行管理費
- 企画費
- デザイン費
- コーディング費
- 環境構築費
- デバッグ費
また、ホームページ制作の見積書は「納期が記載されているか」「専門用語が使用されていないか」を確認しなければなりません。
本記事でお伝えした製作費を抑える方法や見積もりを依頼する際にやるべきことも参考にして、自社に適したホームページ制作会社に依頼しましょう。
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