Web集客の方法のひとつに、検索エンジンからのアクセスがあります。検索エンジンは多くの人が利用しているため、特定のキーワードで上位表示ができれば、アクセスを増やすことが可能です。
検索順位を高める施策としてSEO対策がありますが、具体的に何をしたらいいのか分からない人もいるでしょう。そこでこの記事では、SEO対策の基本的な種類について説明していきます。
内部対策
内部対策とはSEO対策のひとつで、タグなどの情報を最適化する方法を言います。
検索エンジンでの順位を決定する要因として、Webサイトのソースがしっかりと記述されていることが重要です。例えばタイトルタグや見出しダグ、画像のalt属性などさまざまなものがあります。
検索エンジンのロボットがWebサイトのソースを読み取る際に、タグなどがしっかりと記述されていないと、そのページの内容を正しく理解してくれない場合があります。
いくら充実したコンテンツを作成していたとしても、それでは意味がありません。
そのため、検索エンジンのロボットがしっかりとページの内容を理解できるように、内部対策を施す必要があります。
HTMLやPHPの構造がしっかりとできていないと、Webサイトの評価が下がってしまい、検索順位を下げてしまう要因にもなるので注意が必要です。
すでにWebサイトを運営している場合は、検索エンジンから正しく評価される構造になっているかどうかを見直すようにしましょう。
外部対策
外部対策とは、主に他のWebサイト(ページ)からリンクを貼ってもらう方法のことをいいます。
自分が運営しているWebサイトとは関係の無いサイトからのリンクは、有益なコンテンツと判断されて評価が上があり、検索順位が向上する要因となります。
例えば、他のサイトから、「美容院」というテキストでリンクを貼ってもらうと、リンクを貼ってもらったWebサイト(ページ)は、「美容院」というキーワードで上位表示されやすくなる可能性が高まるです。
そのため、サイト内のコンテンツを充実させてユーザーに興味を持ってもらえるようなサイト運営が重要です。
ただし、SEOの効果があるからと、自作自演で別のサイトを作って外部対策をしようとすると、ペナルティになる可能性があるので注意が必要です。
あくまでも自然に付いたリンクだけが有益であり、SEOに対してポジティブな効果を発揮してくれるのです。
コンテンツ対策
サイト内のコンテンツ(情報)はSEOで重要な要素の一つです。
内部対策や外部対策以上に、ユーザーの検索意図を満たすコンテンツを作り込むことがSEO対策にとっては重要となります。
コンテンツによる対策は主にブログを活用して行うことが多く、上位表示をさせたいターゲットキーワードに関連したキーワードによってコンテンツを作成していきます。
単に「キーワードを入れればいい」「文字数を多くか書けばいい」というわけではなく、ユーザーが知りたいこと、興味を持っていることに対して的確な答えを示すことが必要不可欠です。
また、「ブログを書けばSEOにいい」という話だけが一人歩きしてしまい、単なる日記のようなブログを書き続けているサイトを良く見かけます。
しかし、これでは「誰の」「何を」解決する情報なのかが明確ではなく、SEOにとってはあまり意味をなさないものとなってしまいます。
SEO対策にとって重要なコンテンツとは先述の通り、”ユーザーが知りたいこと、興味を持っていることに対して的確な答えを示す”ということです。
また、答えを示すだけではなく、その先のユーザーが求めていることを想像し、プラスアルファの情報を伝えることでオリジナル性が生まれ、付加価値としてSEOにとっても良い効果が生まれます。
コンテンツによる対策は短期的に効果を発揮するものではなく、長期的な視点で考えていくことが必要となります。まさに根気と労力が必要な対策です。
コンテンツを作成する前に、まずしなければならないことは「誰の・何を・どのように解決するのか」ということを明確にするようにしましょう。
まとめ
今回はSEO対策の種類についてお伝えしましたが、SEO対策は今回述べた内容の何か一つをやれば上位表示されるというものではありません。
内部対策・外部対策・コンテンツ対策を合わせ技で行うことが大切です。また、SEO対策は短期的に成果が出るものではなく、数ヶ月〜数年と長期的な視点で施策を行っていく必要があります。
「SEO=コンテンツ対策」といっても過言ではありません。内部対策や外部対策はあくまで付加価値です。
何からやればいいかわからない、という方もいるかもしれませんが、まずはWebサイト内の情報(コンテンツ)を充実させることを優先的に行いましょう。