SEO対策を行ったことがある方は、「被リンク」や「バックリンク」という言葉を聞いたことがあるかと思います。
それでは「被リンク」というものが、どのようなものかご理解されてますでしょうか?
被リンクはSEO対策においてとても重要な要素でもあるため、正しい知識を持っておくことをおすすめします。
今回は、SEO対策で重要な被リンクについて、覚えておきたい効果や注意点について解説します。
被リンクは外部から自社サイトへのリンクを指す言葉
被リンクは外部のサイトから自社サイトに向けられたリンクを指す言葉です。
被リンクをうまく利用すれば外部サイトから多くの見込み客を流動させることができるので、自社サイトのSEO評価を上げたいときに有効です。
ただし、被リンクは検索エンジンが良質と判定するサイトから自然に向けられたリンクでないと、自社サイトの評価を上げることができないので注意が必要です。
被リンクをするときに知っておきたいこと
被リンクがサイトの評価に直結する
1990年代には多くの検索エンジンが登場しました。当時は優良なサイトから粗悪なサイトまで多数乱立していました。
そこで検索エンジンでは正確さを重視してサイトの評価を行うようなりました。サイト評価の一部として被リンクも重要視されています。
しかし、基本的に被リンクはどのようなものでも良いわけではありません。
低品質なサイトを量産して被リンクをたくさん作るといった作業もできてしまうため、どのような被リンクでも認めてしまうと検索エンジンそのもの品質にも悪い影響を与えてしまいます。
検索エンジンは被リンク元のサイトのコンテンツも評価しています。価値が低いサイト(ページ)からの被リンクでは効果が望めないため、優良なコンテンツから被リンクを受けることが大切です。
被リンクはたくさんあれば良いわけではない
旧来の検索エンジンは単純に被リンクが多いサイト(ページ)を評価している時代もありましたが、検索エンジンのアルゴリズム(評価システム)が改変されたことにより、量よりも質が重要視されるようになったのです。
被リンクを調べ方を知っておこう
自社サイトにどのような被リンクがあるのか知りたいときには、専用のチェックツールを使いましょう。チェックツールは自社サイトのURLを入力してチェックボタンを押すだけで、被リンク数を確認できものもあります。
ナチュラルリンクを増やす方法
良質なコンテンツからの自然なリンクを増やすためには、ソーシャル・ネットワーキングサービス(SNS)を利用して、多くのユーザーに自社のコンテンツを認知させることができます。
SNSを利用して宣伝を行うときは、魅力的なコンテンツをユーザーに提供することが大切です。
例えば、アウトドア商品を販売している企業であれば、自社商品の有効利用法やどのようなユーザーに適した商品なのかを宣伝するようにします。これにより、ユーザーが興味を持てばリンクをしてくれるかもしれません。
作成した自社サイトにSNSのリンクを貼り、訪れたユーザーにページのURLを共有してもらい宣伝してもらうといった作業も被リンク獲得につながります。
低質な被リンクは否認しよう
低質な被リンクがあるとサイトの評価が下がってしまう可能性がありますが、対策として被リンクを否認することができるようになっています。
被リンクを否認するためにはGoogleなどが用意している専用のツールを利用します。
参考:リンクの否認ツール
まず被リンク先のページを専用ツールを使用して調べます。リンクの一覧が表示されるので精査します。リンク集のようなサイトや見るからに怪しいサイト、海外のサイトからの被リンクは底質なリンクである可能性が高いです。
このようなサイトからのリンクは削除してもらえない場合があるため、リンク否認ツールを使います。基本的にリンク否認ツールは目視で作業を行います。間違って良質なリンクを否認すると自社サイトの順位が低下するおそれもあるので、リンク先の内容を確認しながら否認作業を行いましょう。
まとめ:上質な被リンクを作ることを心がけるのが大事
被リンクは外部から自社サイトに移動できるリンクを指します。検索エンジンは上質な被リンクを評価しているため、良質な被リンクを増やせば検索順位が向上する可能性が高まります。
ただし被リンクは低質なものだとサイトの評価が下がってしまうこともあるため、被リンクのチェックツールを使って、定期的にどのようなリンクがあるのか確認するしましょう。