ホームページは開設・公開して終わりではなく、運用する必要があります。
しかし「運用するためにどういった作業を行うべきか分からない」と悩んでいる担当者も少なくありません。
そこで今回は、ホームページ運用の概要や必要な作業を解説します。
本記事を読むことで、ホームページ運用で押さえるポイントも理解できるので、ぜひ最後までご覧ください。
ホームページ運用とは
ホームページ運用とは、自社の目的を達成するためにユーザーの求めるコンテンツを投稿する運用業務です。
運用するにあたって、バックエンドとフロントエンドの2つに分類されています。
それぞれの特徴は、下記の通りです。
- バックエンド:サーバー側のデータベースやシステム
- フロントエンド:サービスやアプリといった、ユーザーの目に触れる部分
また、運用目的も「商品・サービスの購入や申し込み」「ブランド周知や認知度の向上」などが考えられます。
つまり、ホームページ運用は自社サイトを更新するだけでなく、常にユーザーの視点を持ちながらコンテンツを作成する点を覚えておきましょう。
ホームページ運用に必要な作業
続いて、ホームページ運用に必要な作業を5つ解説します。
- 集客のための計画を立てる
- コンテンツの追加・更新作業
- サイト分析・改善
- ドメイン・サーバーの管理
- トラブル・問い合わせ対応
ひとつずつ解説していきます。
集客のための計画を立てる
ホームページを運用するにあたって、まずは集客のための計画を立てましょう。
開発したホームページで、年齢や性別、家族構成といった具体的なターゲット「ペルソナ」を設定します。
また、集客する際は下記を活用した方法が有効です。
- SEO対策
- SNSへの投稿
- リスティング広告
- オウンドメディア
- コンテンツマーケティング
ペルソナによって適した集客方法が異なるため、計画をしっかり立てましょう。
コンテンツの追加・更新作業
自社の目的によって、追加・更新すべきコンテンツは異なります。
例えば、商品・サービス訴求が目的の場合は、ペルソナの悩みを理解したうえでコンテンツ制作を行う必要があります。
実際にコンテンツを配信する際も、単発ではなく継続的な配信が自社ホームページの評価につながるので覚えておきましょう。
ちなみに、コンテンツの追加・更新作業で行う業務は下記の通りです。
- 企画
- キーワード選定
- 取材・執筆・編集
仮に、社内だけで追加・更新作業が難しい場合、外注する方法もあるので覚えておきましょう。
サイト分析・改善
ホームページを運用する際は、解析ツールを活用して、下記に注意しながら分析・改善を行います。
- 離脱率は高くないか
- どこからコンバージョンが発生しているか
- 狙ったキーワードからの検索流入があるか
また、解析時に活用されるツールは、Google AnalyticsやGoogle Search Consoleが一般的です。
ホームページは分析するだけでなく、適切な改善が必要な点を覚えておきましょう。
ドメイン・サーバーの管理
ホームページ運用では、ドメインとサーバーの管理は必須です。
それぞれの概要は、下記をご覧ください。
- ドメイン:自社ホームページがインターネット上のどこにあるかを示す=インターネット上の住所
- サーバー:ドメインがある場所=インターネット上の土地
ドメイン・サーバーの管理は、常日頃行うわけではありません。
更新手続きは定期ですが、もし忘れてしまった場合はホームページがなくなる可能性があります。
そのため、漏れが発生しないように確認を怠らないようにしましょう。
トラブル・問い合わせ対応
ホームページ運用には、トラブルと問い合わせは必ず発生します。
具体的な例は、下記の通りです。
- ホームページが表示されない
- アクセスが集中して、サーバーがダウンする
- 商品・サービスの購入ボタンが表示されない
また、問い合わせ内容がホームページ運用側で答えられない可能性も考えられます。
そういったケースを想定して、迅速に他の部署と連絡が取れる仕組みを構築しておきましょう。
こちらの記事では、ホームページを開設するメリットやデメリット、注意点などを解説しているので、ぜひご覧ください。
>>>ホームページを開設するメリットは?デメリットや注意点も解説
ホームページを運用する際に押さえるポイント
続いて、ホームページを運用する際に押さえるポイントを3つ解説します。
- SEO対策を行う
- SNS運用を始める
- 役割分担を行う
それぞれ解説していきます。
SEO対策を行う
ホームページの運用では、SEO対策を行いましょう。
SEO対策を行う理由は、キーワード検索で上位表示させることで、自社の目的を達成させるきっかけになるためです。
具体的な施策として、下記が挙げられます。
- サイト構造の可視化
- titleやdescription、altタグの設定
- パンくずリスト・アンカーリンクの設置
ほかには、前述したGoogle AnalyticsやGoogle Search Consoleも活用します。
また、キーワードに付随して潜在的・顕在的な悩みを解決できる構成案を考えましょう。
SNS運用を始める
ホームページ運用を行う際は、並行してX(旧Twitter)やInstagramなどのSNSも始めましょう。
SNS運用を始めるべき理由は、下記の3つです。
- 情報を拡散できる
- ユーザーの反応や意見を、次のプロジェクトに活かせる
- ユーザーとコミュニーケーション図り、ブランディング・ファン化できる
さらに、ホームページとSNSで情報発信の内容を変えるだけで、幅広いユーザー層を獲得できるでしょう。
ただし、業務負担が増えてしまうので、運用コストと期待できる効果は検討しなければなりません。
役割分担を行う
企業によっては、ホームページ運用と従来の業務を兼任するケースが考えられます。
ホームページ運用が専門であれば問題ありませんが、役割分担を行わずに業務と並行する場合、優先度が低くなってしまう恐れがあります。
また、発生する恐れのあるデメリットは下記の3つです。
- 自社の目的達成が遠のいてしまう
- どちらも中途半端となり、売上を落としてしまう
- 情報の更新漏れにより、ユーザーから信頼を失う
そのため、担当者と運用チームを構築して、役割分担を行いましょう。
ホームページ運用で注意すべき点
ホームページ運用で注意すべき点は、重要なポイントを押さえながら効率化が図れているかどうかです。
特に注意すべき点として、下記の3つが挙げられます。
- 業務の取捨選択を行う
- 分析・改善結果を解析して、ナレッジ化する
- ホームページの課題や現状への理解を洗い出す
特に、時間や人手が限られている場合は、目的を達成するための運用が求められるでしょう。
まとめ:作業内容を把握してホームページを運用しましょう
今回は、ホームページ運用に必要な作業や押さえるポイントなどをお伝えしました。
ホームページ運用とは、自社の目的を達成するためにユーザーの求めるコンテンツを投稿する運用業務です。
運用するにあたり、必要な作業は下記の5つです。
- 集客のための計画を立てる
- コンテンツの追加・更新作業
- サイト分析・改善
- ドメイン・サーバーの管理
- トラブル・問い合わせ対応
本記事でお伝えした「運用時に押さえるポイント」「注意すべき点」も参考にして、自社のホームページ運用に活かしてください。
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