ホームページに必要なドメインは?取得手順や注意点も解説

ホームページに必要なドメインは?取得手順や注意点も解説

ホームページを開設する際に、必ず「ドメイン」という言葉が出てきます。

「耳にしたことはあるけれど、なかなか聞き慣れない用語なので、あまり理解できていない」といった方も少なくありません。

そこで今回は、ホームページ開設で欠かせないドメインの概要や取得手順、注意点を解説します。

本記事を読むことで、ドメインへの正しい知識を深めることができるので、ぜひ最後までご覧ください。

ホームページに必要なドメインとは

ホームページに必要なドメインとは

ドメインとは、自社のホームページがどこにあるか判別するために存在する「インターネット上の住所」です。

ドメインは独自ドメインと共有ドメインに分かれており、それぞれの違いとして下記があります。

  • 独自ドメイン:自社が独自で所有できるドメイン。他社が使用していないドメインの場合に取得できる。
  • 共有ドメイン:1つのドメインを複数で共有するドメイン。サービス提供側にドメインの所有権がある。

企業がドメインを取得する際は、独自ドメインを選ぶケースが多いです。

ちなみに、企業が独自ドメインを選ぶメリットとして、下記の3つが挙げられます。

  • 企業の信頼度が上がる
  • ドメイン名を変更できる
  • サーバーを変更した場合も利用できる

つまり、ホームページを開設する際は、ドメイン選びが重要と覚えておきましょう。

ドメインを取得する前に知っておくべきこと

ドメインを取得する前に知っておくべきこと

続いて、ドメインを取得する前に知っておくべきことを3つ解説します。

  • ドメインの要素
  • ドメインの属性
  • ドメインの費用相場

ひとつずつ解説していきます。

ドメインの要素

ドメインは、トップレベルドメイン(gTLD)とセカンドレベルドメイン(ccTLD)に分けられています。

それぞれの特徴は、下記の通りです。

  • トップレベルドメイン(gTLD):Generic Top Level Domainの略称。「.com」や「.net」など、国に関係なく取得できる。
  • セカンドレベルドメイン(ccTLD):Country Code Top Level Domainの略称。「.kr(韓国)」や「.ca(カナダ)」など、国ごとでドメイン名が異なる。

それぞれの要素によって利用できるドメインが異なるので、覚えておきましょう。

ドメインの属性

ドメインによっては、特定の国でしか利用できないものが存在します。

例えば「.jp」ドメインは、日本国内に住所がある場合に取得が可能です。

そんな「.jp」ドメインの特徴として、下記の2つが挙げられます。

  • 日本国内に登記されている企業ドメインは「co.jp」
  • 「.jp」ドメインは、別名「汎用ドメイン」とも呼ばれている

ちなみに、医療法人や宗教法人は「or.jp」、学校法人や教育機関は「ac.jp」なので覚えておきましょう。

ドメインの費用相場

ドメインを取得する際は、一定の費用がかかります。

取得ドメインの種類によって異なるのですが、それぞれの相場は下記の通りです。

  • .com:500円〜1,600円
  • .net:500円〜1,700円
  • .jp:2,000円程度
  • .tokyo:100円程度
  • .shop:250円〜
  • .org:1,300円〜
  • .info:370円〜
  • .biz:200円〜

トップレベルドメインの場合は、2,000円〜10,000円ほどかかるので覚えておきましょう。

また、人気の文字列や実績のあるホームページで使用されていたドメインであれば、さらに高額になるケースもあります。

ここまでホームページに欠かせないドメインについて解説してきましたが、必要なものは他にもあります。

こちらの記事ではホームページの作り方や必要なもの、注意点を解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

>>>ホームページ作り方や必要なもの、注意点を解説します

独自ドメインを取得する手順

独自ドメインを取得する手順

続いて、独自ドメインを取得する4つの手順を解説します。

  • トップレベルドメインを決定する
  • 独自ドメインとなる文字列を決める
  • 契約手続きを行う
  • ネームサーバーを設定する

それぞれ解説していきます。

トップレベルドメインを決定する

独自ドメインを取得するにあたって、まずはトップレベルドメインを決定しましょう。

トップレベルドメインは選択する種類によって、会社や地域、国といった属性を表します。

つまり、選択ドメインに応じて自社ホームページの信頼度も異なる可能性があります。

取得費用や維持費も違うため、目的や予算に合わせて選びましょう。

独自ドメインとなる文字列を決める

トップレベルドメインが決まった後は、独自ドメインとなる文字列を決定します。

文字列の作成には基本ルールが設けられており、詳細は下記の通りです。

  • 文字数:3文字以上63文字以内
  • 文字の種類:半角英数字と半角ハイフン

企業のホームページを作成する場合は「企業名」「ブランド名」など、分かりやすい文字列を選びましょう。

理由はシンプルな文字列であるほど覚えやすく、ユーザーの印象に残りやすいためです。

契約手続きを行う

独自ドメインが決定した後は、契約手続きを行います。

手続きを行うにあたり、必要な情報は下記の通りです。

  • 住所
  • 電話番号
  • 担当者の氏名
  • メールアドレス
  • ドメインの登録者名

ドメインの取得先を選定して、サービス手順に沿って契約手続きを進めていきましょう。

ネームサーバーを設定する

ドメインをメールアドレスやホームページで使用するには、ネームサーバーを設定する必要があります。

設定方法は、取得先のドメインから提供された情報を入力するだけです。

また、ドメイン情報の提供を指示している「DNSレコード」も登録すると、独自ドメインが利用できます。

設定できるか不安な場合はカスタマーセンターに相談、もしくは代行サービスを利用する方法もあるので覚えておきましょう。

ドメインを取得する際の注意点

ドメインを取得する際の注意点

続いて、ドメインを取得する際の注意点を2つ解説します。

  • 更新手続きを忘れた場合はドメインが失効される
  • 運用開始直後はSEOへの影響力が小さい

それぞれ解説していきます。

更新手続きを忘れた場合はドメインが失効される

独自ドメインを使用する場合、年に1度の更新手続きがあります。

仮に更新手続きを忘れてしまうと、権利が失効されてしまいます。

失効されたドメインは再取得できますが、相応の費用と時間がかかるので注意しましょう。

ちなみに更新で必要な費用は、ドメイン登録料の1倍〜1.5倍です。

運用開始直後はSEOへの影響力が小さい

SEOで有利に働く独自ドメインですが、登録から1ヶ月〜3ヶ月は効果を期待できません。

そして必ず検索エンジンから評価を得られるわけではない点を覚えておきましょう。

絶対的な基準はないため、あくまでも有利に働く確率が高くなる点を覚えておく必要があります。

まとめ:取得手順や注意点を理解してドメインを取得しましょう

まとめ:取得手順や注意点を理解してドメインを取得しましょう

今回は、ホームページに必要なドメインや取得手順、注意点をお伝えしました。

ドメインとは、自社のホームページがどこにあるか判別するために存在する「インターネット上の住所」です。

企業が独自ドメインを利用するメリットとして、下記の3つがあると解説しました。

  • 企業の信頼度が上がる
  • ドメイン名を変更できる
  • サーバーを変更した場合も利用できる

そして、ドメインを取得する前に要素・属性・費用相場を確認しておきましょう。

本記事でお伝えした取得手順や注意点を参考にして、自社に適したドメインを取得してください。

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