ホームページを制作するにあたって、目的の達成に向けてどういった流れで構築するべきか理解する必要があります。
とはいえ「見積もりや発注、制作時に何をするべきか分からない」と、悩んでいる担当者も少なくありません。
そこで今回は、ホームページ制作の流れと期間を解説します。
見積もり・発注・制作する際の流れや確認すべきポイントも解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
ホームページ制作の流れと期間
ホームページ制作の工程は、下記の9つに分けられます。
- 依頼準備
- ヒアリング・面談
- 見積もり・提案
- 定例ミーティング
- サイト設計
- デザイン
- 開発
- テスト・チェック
- ホームページ公開
ホームページを制作する際は、発注と制作のフェーズがあり、それぞれ下記の期間が必要です。
- 発注:約2週間〜3週間
- 制作:約1.5ヶ月〜2ヶ月
ただしクライアントによっては、依頼準備から公開までの作業内容によって変動があるので、余裕を持ったスケジュール管理が必要となる点を覚えておきましょう。
ホームページを制作する際の流れ【見積もり・発注】
続いて、ホームページ制作時の見積もりと発注の流れを解説します。
実際に制作会社に依頼するまでに必要な対応は、下記の通りです。
- 依頼準備
- ヒアリング・面談
- 見積もり・提案
ひとつずつ解説していきます。
依頼準備
まずは、ホームページ制作会社へ依頼するための準備を行います。
具体的にやるべきことは「提供する資料の準備」と「依頼する内容の取りまとめ」です。
また依頼するにあたって、下記の3つを明確にしておきましょう。
- 目的:なぜホームページを制作するのか
- 納期:いつまでにホームページを公開したいのか
- 予算:どれくらいの予算でホームページを作るのか
依頼準備によって、ホームページ制作会社への提案や見積もりが大きく変わります。
そのためしっかり時間をかけて、準備に取り掛かりましょう。
ヒアリング・面談
依頼準備ができたら、ホームページ制作会社とヒアリング・面談を行います。
実際に制作物の加筆や修正、制作過程の細かなやりとりなど、コミュニケーションを図る機会が増えてので、担当者との相性は確認しておきましょう。
また相見積もりを行う場合は、社数に応じてヒアリング・面談を実施するため、かなりの時間を要してしまいます。
そのため相見積もりは3社ほどに絞り、制作会社の強みや実績を確認しながら判断しましょう。
見積もり・提案
ヒアリング・面談が完了したあとは、ホームページ制作会社から見積もり・提案を受けます。
企画内容の提案を受けた際に、確認すべきポイントは下記の2つです。
- ホームページ制作の目的を達成できるか
- サイトマップのページに過不足がないか
提示された内容が問題なければ、見積書を受領します。
受領後は各項目をチェックして、気になる点はホームページ制作会社に依頼しながら認識を揃えていきましょう。
自社のニーズを満たす制作会社が見つかったあとは、制作フェーズに移ります。
ホームページを制作する際の流れ【制作】
続いて、ホームページ制作時の制作の流れを解説します。
制作会社が決まったあとで行うべき流れは、下記の通りです。
- 定例ミーティング
- サイト設計
- デザイン
- 開発
- テスト・チェック
ひとつずつ解説していきます。
定例ミーティング
ホームページ制作会社によっては、定例ミーティングが開催される場合があります。
定例ミーティングのなかで挙げられる議題は、下記の3つです。
- デザイン案
- 案件の進捗状況
- 両社が必要としている作業の確認
すべてのホームページ制作会社が定例ミーティングを実施するわけではありませんが、一定の時間と工数が取られる点は覚えておきましょう。
サイト設計
ホームページ制作で重要な項目が、サイト設計です。
サイトの全体像と要件を定めるにあたって、下記の3つを擦り合わせていきます。
- どのように集客していくのか
- どういったページがホームページに必要なのか
- ホームページ搭載するべき機能は何が必要なのか
仮に制作会社と認識がズレている場合、修正するための時間と費用が発生する可能性があります。
そのためサイトマップや要件定義表などが提出された際も、しっかり確認しておきましょう。
デザイン
サイト設計が確定したあとは、デザインを作成していきます。
デザイン作成を進める際に、確認すべきポイントは下記の2つです。
- 要望に沿ったデザインに反映されているか
- 既存デザインやテンプレートを活用して、費用を削減できるものがないか
これらを怠った場合、最終レビューの際にやり直しとなる可能性もあります。
ターゲット属性への訴求効果を意識しながら、ホームページのデザインを決めましょう。
開発
デザインを作成できたら、各ページの開発に移ります。
開発作業はホームページ制作会社で行なわれるため、基本的に自社が行う項目はありません。
とはいえ、自社のイメージに沿って制作が進んでいるか下記の点を意識しながらチェックしていきます。
- 文章は適切か
- 誤字脱字・誤植はないか
- 意図したデザイン・レイアウトになっているか
修正すべき箇所が見つかった場合は、適宜修正を行いましょう。
テスト・チェック
ホームページ開発が完了したあとは、テスト・チェックを行います。
納品物をチェックする際は、下記の3つに気をつけながら確認しましょう。
- 問い合わせ機能が正しく動作しているか
- ページ内に表示されている情報に誤りがないか
- スマートフォンで閲覧しても見た目が崩れていないか
特に動作確認は、ボタンなどを一つひとつクリックしながら行います。
もし問題が見つかった場合は、ホームページ制作会社へ速やかに修正依頼を出しましょう。
ホームページ制作会社を選ぶ際に確認すべきポイント
ここまで、ホームページを制作する際の流れをお伝えしました。
続いて、ホームページ制作会社を選ぶ際に確認すべきポイントを3つ解説します。
- 同業他社の実績があるか
- 公開後もフォローを受けられるか
- 対面で打ち合わせできるか
それぞれ解説していきます。
同業他社の実績があるか
ホームページ制作会社を選ぶ際は、同業他社の実績があるか確認しましょう。
すでに実績のある制作会社を選ぶメリットは、下記の2つです。
- 自社の意向を汲んでもらいやすく、スムーズにやりとりできる
- 業界への知見が一定数あるため、最初から説明する必要がない
そのため業界特有のポイントがある企業は、同業他社の実績があるホームページ制作会社に依頼しましょう。
またやりとりがスムーズに進むことで、自社が取り組むべき他の業務に集中できるはずです。
公開後もフォローを受けられるか
ホームページは、制作・公開すれば終わりではありません。
公開後も運用や改善、ビジネス拡大させるために機能追加・メンテナンスが必要です。
そのため制作会社を選ぶ段階で、下記の2つを確認しましょう。
- アフターサポートがあるか
- すぐに相談できる窓口が設置されているか
また、ほかのホームページ制作会社へ切り替えると既存システムに対応しておらず、手間が発生するケースもあります。
ホームページ制作会社の選定は、長期的にお付き合いできる会社へ依頼しましょう。
対面で打ち合わせできるか
ホームページを制作する際に、対面もしくはWeb会議で打ち合わせできるか確認しておきましょう。
例えば、ホームページで改善したい点をメールだけで伝えることは難しいでしょう。
実際にお互いの顔を合わせた方が表情を感じ取りやすく、円滑にやりとりできます。
ホームページは常に変化が求められるコンテンツなので、メールでしか対応していない制作会社は要注意です。
まとめ:ポイントを理解してホームページ制作を依頼しましょう
今回は、ホームページ制作の流れと確認すべきポイントをお伝えしました。
制作する際の流れは、下記の通りです。
- 依頼準備
- ヒアリング・面談
- 見積もり・提案
- 定例ミーティング
- サイト設計
- デザイン
- 開発
- テスト・チェック
- ホームページ公開
また本記事でお伝えした「同業他社の実績があるか」「公開後もフォローを受けられるか」なども参考にして、自社のホームページ制作に活かしてください。
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