ホームページを制作する際に、多くの「やってはいけないこと」が存在しています。
このポイントを把握せずに運用してしまうと「集客ができない」「顧客からの信頼を失う」といったリスクが考えられるでしょう。
そこで今回は、ホームページ制作でやってはいけないことを設計やデザイン、SEO対策といった項目ごとに解説していきます。
適切に公開・運用するためにも、今回の記事を参考にして、自社のホームページ制作に活かしましょう。
ホームページ制作でやってはいけない設計・構築
まずは、ホームページ制作でやってはいけない設計・構築について3つ解説します。
- ホームページ制作の目的が明確ではない
- 無料レンタルサーバーを使っている
- レスポンシブ対応していない
それぞれ解説していきます。
ホームページ制作の目的が明確ではない
ホームページ制作において、目的が決まっていない状態での設計・構築には気をつけましょう。
例えば「デザインが素敵なホームページを作成したい」といった曖昧な理由で制作を開始しても、目標がわからず制作・運用・改善に支障をきたすだけです。
そのため下記のような、具体的な目的を定めましょう。
- 毎月のCV数を10件増やしたい
- 自社で働く人材を3人増やしたい
- ホームページ経由で資料請求を5件増やしたい
目的が明確であればあるほど、制作したいイメージに近い設計・構築が組めるはずです。
まずは、ホームページを閲覧したユーザーに「どういった行動を促したいのか」を、決めておきましょう。
無料レンタルサーバーを使っている
ホームページ制作では、無料レンタルサーバーの利用は控えるべきです。
費用を抑えられるメリットはありますが、下記のデメリットも存在します。
- 著しく容量が小さい
- サポート体制がない
- 一部のCMSを利用できない
- ドメイン数に利用制限がある
特にサポートされていないレンタルサーバの場合、サイトが表示されなくなった際には、自社で解決しなければなりません。
そのため万が一のトラブルを迅速に解決するためにも、有料レンタルサーバーを活用しましょう。
レスポンシブ対応していない
ホームページを制作する際は、レスポンシブに対応している設計・構築を行いましょう。
レスポンシブ対応させるメリットは、下記の通りです。
- 検索順位の向上が期待できる
- ユーザビリティが上がり、自社の機会損失を防げる
- パソコンとスマートフォンで表示されるURLが統一されて、管理が楽になる
総務省の調査によると、現在稼働しているホームページの多くは、パソコンよりスマートフォンからのアクセスが多いです。
SEOの側面からも、ホームページのレスポンシブ対応は必須といえるでしょう。
ホームページ制作でやってはいけないデザイン
続いて、ホームページ制作でやってはいけないデザインを3つ解説します。
- トンマナが統一されていない
- フォントとサイズが考慮されていない文字で記載する
- 他社のホームページにある文章をコピペする
ひとつずつ解説していきます。
トンマナが統一されていない
ホームページ制作で避けるべきデザインとして、統一されていないトンマナが挙げられます。
トンマナとは「トーン&マナー」の略称で、一貫したデザインを意味します。
トンマナが統一されていないホームページのデメリットは、下記の3つです。
- ユーザーを混乱させる
- 商品・サービスの統一性が損なわれる
- ブランドイメージが伝わりづらくなる
つまり自社の目的が明確になっていた場合でも、PV数が増えない・問い合わせ件数が増えないといった課題が出てくるでしょう。
フォントとサイズが考慮されていない文字で記載する
ホームページ制作のデザインにおいて、フォントやサイズが考慮されていない文字の記載は避けるべきです。
どれだけデザインが優れていても、文字が読みづらければユーザーは離脱してしまいます。
そのため離脱率を上げないために、下記の点に注意しましょう。
- 行間や字間、配色を意識する
- ホームページ内のフォントは、同じものにする
- フォントサイズは「本文=14ポイント〜16ポイント」「見出し=20ポイント〜24ポイント」
とはいえ、ホームページのデザインイメージを掴むことは難しい作業です。
その場合は、同業他社や最新情報を常に更新しているホームページを参考にしてみましょう。
他社のホームページにある文章をコピペする
ホームページ制作では、他社で掲載されている文章のコピペは厳禁です。
インターネット上で閲覧できるものがある場合でも、著作権は存在します。
ただし引用ルールを活用すれば、文章を利用できるケースもあります。
下記は、文化庁が定めている引用に関する注意事項です。
他人の著作物を自分の著作物の中に取り込む場合、すなわち引用を行う場合、一般的には、以下の事項に注意しなければなりません。
(1)他人の著作物を引用する必然性があること。
(2)かぎ括弧をつけるなど、自分の著作物と引用部分とが区別されていること。
(3)自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること(自分の著作物が主体)。
(4)出所の明示がなされていること。(第48条)出典:著作物が自由に使える場合
それでも、トラブルが発生する可能性はあります。
仮に引用元から連絡があった際は、真摯に対応しましょう。
ホームページ制作でやってはいけないSEO対策
次に、ホームページ制作でやってはいけないSEO対策を2つ紹介します。
- キーワードを詰め込みすぎる
- ホームページの構造を複雑にしてしまう
それぞれ紹介していきます。
キーワードを詰め込みすぎる
ホームページ制作のSEO対策として、キーワードの詰め込みすぎは避けるべきです。
理由として、下記の2つが挙げられます。
- 文章が不自然になる
- サイトの表示ランキングに悪影響を及ぼす可能性がある
また、コンテンツに関係のないキーワードは伝えたい情報がわかりづらくなり、ユーザーに伝わらない恐れもあります。
単語の羅列や同じキーワードの多様も、自社ホームページの表示ランキングを下げる要因となるので注意しましょう。
出典:キーワードの乱用
ホームページの構造を複雑にしてしまう
ホームページ構造の複雑化は、SEOにとってマイナス効果です。
複雑化によるデメリットとして、下記の2つがあります。
- サイトの読み込み速度が遅くなる
- 必要な情報を見つけられず、ユーザーの離脱率が上がる
つまり「使いやすい・見つけやすい」が実装されたホームページを制作しましょう。
ホームページ制作でやってはいけない運用・保守
続いて、ホームページ制作でやってはいけない運用・保守を2つ解説します。
- 更新されていない
- セキュリティ対策が行われていない
ひとつずつ解説していきます。
更新されていない
ホームページ制作は公開して終わりではなく、継続的に更新する必要があります。
更新しないまま放置するデメリットは、下記の3つです。
- 情報が古いために、クレームに発展する
- ホームページが表示されない可能性がある
- 企業活動が停止している思われて、信用を失くす
ホームページの更新には、検索エンジンから評価される・リピーターを獲得できるといったメリットがあるので、定期的に行いましょう。
セキュリティ対策が行われていない
ホームページを安全に運用・保守するために、セキュリティ対策は実施しましょう。
仮に不正アクセスされた際のリスクとして、下記の3つが挙げられます。
- コンテンツが改ざんされる
- 詐欺サイトのリンクが貼られてしまう
- ユーザーのデバイスがマルウェアに感染してしまう
ユーザーが競合他社に流れてしまうだけでなく、自社の信用問題にもかかわるので、必ず対策しましょう。
まとめ:ホームページ制作でやってはいけないことを押さえましょう
今回は、ホームページ制作でやってはいけないことを項目ごとに紹介しました。
ホームページの品質と信用を落とさないために、本記事でお伝えした内容をチェックして、良質なコンテンツを制作してください。
また弊社ではSEOやマーケティング、ユーザビリティの観点から設計したコンテンツを提案しております。
まずは無料でご相談・お問い合わせいただけるので、気になる方は「こちら」からどうぞ。