集客やコンバージョンを増やすにあたり、Googleの検索結果に自社ホームページやコンテンツを上位表示させることは大切です。
しかし、ただコンテンツを充実させるだけで、検索上位を狙えるわけではありません。
表示方法や確認事項を把握していなければ、自社の目標を達成できないでしょう。
そこで、今回は、ホームページを検索上位で表示させる方法や確認すべきポイントなどを解説します。
ホームページが検索上位に表示される仕組み
ホームページが検索上位に表示される仕組みは、下記の通りです。
- ホームページの情報をGoogleが認識
- ホームページの情報をデータベースに登録
- アルゴリズムに則って順位づけ
ひとつずつ解説していきます。
ホームページの情報をGoogleが認識
ホームページの情報は、検索上位となる要素を決めるため「クローラー」と呼ばれるロボットプログラムが認識します。
ホームページが公開されると、クローラーによる情報収集が行われます。
クローラーが収集するホームページ内の情報例は、下記の通りです。
- 画像
- 動画
- テキスト
ただし、ホームページ側からクロールの頻度は指定できません。
また、更新頻度の低いホームページは、クローラーの訪問頻度も少なくなるので注意しましょう。
ホームページの情報をデータベースに登録
次に、ホームページの情報をデータベースに登録していきます。
クローラーが収集したホームページの情報は、Googleのデータベースにインデックスされます。
インデックスとは、検索エンジンのデータベースにホームページが登録され、検索アルゴリズムに適した形で保管されるプロセスです。
ただし、Googleのガイドラインに違反している理由には、インデックスされない場合があるので注意しましょう。
アルゴリズムに則って順位づけ
データベースに登録された情報は、アルゴリズムに則って順位づけされます。
順位をつける際の基準は、下記の2つです。
- Googleのアルゴリズム
- ユーザーの検索キーワードとの関連性
ちなみに、Googleのアルゴリズムは頻繁にアップデートされており、その都度順位が変動します。
そのため、検索上位で表示された場合でも安心せず、定期的な順位チェックが重要です。
ホームページの検索順位を上げるために確認すべき項目
ホームページの検索順位を上げるために確認すべき項目は、下記の5つです。
- URLの正規化
- https化の確認
- noindexタグの確認
- ホームページの表示速度を上げる
- スマホ表示に対応する
ひとつずつ解説していきます。
URLの正規化
URLの正規化は、同じ内容で異なるURLが存在する場合、優先すべき情報を指示するための手法です。
例えば、ホームページ内に重複コンテンツが存在する場合、評価すべき情報を伝える「canonicalタグ」を活用して優先すべきページを指定できます。
これにより、クローラーに対して重要な情報を伝え、検索エンジンから評価が分散されるリスクを防げます。
https化の確認
https化は、ホームページに安全な通信を提供するための暗号化手段です。
ホームページ内のセキュリティを、向上させるメリットがあります。
Googleは「同じクオリティのコンテンツが存在する場合、https化されているものを優先的に上位表示させる」と公表しています。
そのため、セキュリティだけでなく、SEOの観点からもhttps化は重要です。
noindexタグの確認
noindexタグとは、ホームページ内のURLを検索エンジンにインデックスさせない施策です。
インデックスをコントロールするため、noindexを使用するコンテンツやページの種類は下記の通りです。
- エラーページ
- 重複コンテンツ
- コピーコンテンツ
- 情報量が少ないページ
- HTMLサイトマップページ
ただし、noindex化すべきでないコンテンツ・ページを設定してしまうと、ユーザーの機会損失につながります。
そのため、noindex化の対応は慎重に行いましょう。
ホームページの表示速度を上げる
ホームページの検索順位を上げるには、ページを開く際の表示速度も重要です。
表示速度を上げるメリットは、下記の2つです。
- SEOに良い影響を与える
- ユーザーの利便性が向上する
ホームページの表示速度を確認する方法は、Googleが提供する無料ツール「PageSpeed Insights」で確認できます。
パソコンやスマホなどでの表示速度がスコア化される仕様なので、改善を検討する際に活用しましょう。
スマホ表示に対応する
検索上位に表示されているホームページは、スマホ表示に対応しているものが多いです。
近年では、パソコンよりもスマホでの検索数が上回るようになりました。
そのため、GoogleもSEOの評価基準をパソコン向けではなく、スマホ向けのページにも対応しているホームページを上位表示させると公表しています。
こちらの記事では、ホームページをスマホ表示に対応させる方法を解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
>>>ホームページをスマホ表示に対応させる方法や注意点などを解説
ホームページが検索結果に表示されてからやるべきこと
ホームページが検索結果に表示されてからやるべきことは、下記の2つです。
- SEOに効果的なキーワードを選ぶ
- ユーザーの検索意図を分析する
それぞれ解説していきます。
SEOに効果的なキーワードを選ぶ
ホームページが検索結果に表示された後は、SEO効果の高いキーワードを選びましょう。
キーワードを選ぶ際に活用すべきツールは、下記の2つです。
- サジェストキーワード:特定のキーワードを入力した際、自動で表示される検索候補
- キーワードプランナー:新規・既存キーワードの月間検索ボリュームなどを確認できるツール
どちらもGoogleが提供しており、効果測定を行いながらホームページを運用できるでしょう。
ユーザーの検索意図を分析する
キーワード選定が完了したら、ユーザーの検索意図を分析しましょう。
分析方法は、下記の通りです。
- 狙っているキーワードで検索する
- 上位表示されている各ホームページのタイトルや記事を比べる
また、記事を読んで、共通の内容や見出し、キーワードを分析・抽出することで、ユーザーが欲している情報を発見できるでしょう。
検索上位に表示されないホームページの特徴
検索上位に表示されないホームページの特徴として、公開したまま放置されているケースが挙げられます。
例えば、コンテンツが放置された状態が続くと、情報は古くなってしまい、ユーザーの離脱率に直結します。
そのため、定期的なリライトを行いましょう。
リライトを行う際に注意すべきポイントは、下記の3つです。
- 不要なコンテンツは削除する
- コンテンツの伝わりやすさを重視する
- リライト後の効果検証は定期的に実施する
また、不足しているコンテンツを追加できれば、Googleからの評価が上がる点も理解しておきましょう。
まとめ:検索上位されるポイントを押さえておきましょう
今回は、ホームページを検索上位で表示させる方法や確認事項をお伝えしました。
ホームページが検索上位に表示される仕組みは、下記の通りです。
- ホームページの情報をGoogleが認識
- ホームページの情報をデータベースに登録
- アルゴリズムに則って順位づけ
本記事で解説した確認項目や検索上位に表示されないケースなども参考に、自社のホームページ制作に活かしてください。
また、弊社ではSEOやマーケティング、ユーザビリティの観点から設計したコンテンツを提案しております。
まずは無料でご相談・お問い合わせいただけるので、気になる方は「こちら」からどうぞ。