近年は、スマホでインターネットを利用するユーザーが増えています。
そのため、ホームページを制作する際は、スマホから閲覧・操作しやすいものでなけれなばなりません。
しかし「ホームページを制作する際に気をつけることを知りたい」「スマホ表示に対応させるメリットは何があるの?」と考えている担当者も少なくないはず。
そこで、今回はホームページをスマホ表示に対応させる方法やメリット、注意点などを解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
ホームページのスマホ表示対応とは
まずは、ホームページのスマホ表示対応について解説します。
- モバイルフレンドリー
- スマホ表示の対応が求められる背景
それぞれ解説していきます。
モバイルフレンドリー
ホームページをスマホ表示に対応させることで、モバイルフレンドリーを実現します。
モバイルフレンドリーとは、スマホでホームページを閲覧した際でも、違和感なく表示される状態です。
主な特徴として、下記の3つが挙げられます。
- 拡大表示をせず、文字を判読できる
- リンク同士の距離が一定で、目的のリンクをタップしやすい
- 横スクロールや拡大表示する必要がなく、画面サイズにコンテンツが合っている
つまり、ユーザーがスマホで利用しやすいホームページは、モバイルフレンドリーと判断できます。
スマホ表示の対応が求められる背景
ホームページのスマホ表示対応が求められている背景は、下記の2つです。
- スマホでホームページを閲覧するユーザーが増えたため
- スマホ表示対応の有無が検索順位を左右するため
それぞれ解説していきます。
スマホでホームページを閲覧するユーザーが増えたため
ホームページをスマホで閲覧するユーザーは、毎年増えています。
総務省の調査によると、2017年にパソコンよりも、スマホの利用者が多いというデータが公表されました。
また、2022年には90%のユーザーがスマホからインターネットを利用していると発表されています。
スマホ表示対応の有無が検索順位を左右するため
2015年4月に、Googleは「スマホ表示対応の有無で、検索順位をランキング化させる」旨の発表を行いました。
内容の詳細は、下記の通りです。
今年の 2 月に発表したように、本日より、Google は全世界でモバイル フレンドリー アップデートを開始します。これにより、モバイル版の検索結果では、モバイル フレンドリーなページの掲載順位が引き上げられ、検索ユーザーは、小さなスクリーン上でも読みやすい、高品質で関連性の高い検索結果をより簡単に見つけることができるようになります。
そのため、スマホ表示対応がされていないホームページは、検索結果での上位表示が難しい点を覚えておきましょう。
ホームページをスマホ表示に対応させるメリット
ホームページをスマホ表示に対応させるメリットは、下記の3つです。
- 検索エンジンの最適化
- 制作コストの削減
- 効率的な運用と管理を実現
ひとつずつ解説していきます。
検索エンジンの最適化
前述した通り、GoogleやYahoo!などの検索エンジンは、スマホ表示に対応したホームページを評価しています。
モバイルフレンドリーに対応することで、SEOによる検索順位が向上するだけでなく、検索結果での表示順位の上昇も期待できるでしょう。
また、これまではパソコンとスマホ用のホームページを作成する際、別々のURLを準備する必要がありました。
しかし、現在はそれぞれのURLが統一されたことで、検索エンジンの評価を高めやすくなっています。
制作コストの削減
ホームページのスマホ表示対応は、制作コストを削減できるメリットがあります。
例えば、ホームページ制作会社に開発を依頼した際の料金は、下記の通りです。
スマホ表示対応 | パソコン+スマホ | |
デザイン |
15万円〜 |
|
トップページ+下層ページ | 10万円+3万円〜 |
|
制作会社によって料金が異なるため、スマホ表示対応されたホームページの方が、安価で制作できる点は覚えておきましょう。
効率的な運用と管理を実現
スマホ表示に対応したホームページは、効率的な運用と管理が可能です。
仮に、スマホ表示対応していない場合、それぞれのHTML管理を行う必要があり、手間がかかってしまいます。
しかし、スマホ表示に対応しているホームページであれば、1つのHTMLだけでホームページを構築できます。
また、サイトの改修や更新の際も、人的ミスを削減できるでしょう。
ホームページをスマホ表示に対応させるデメリットと注意点
ホームページをスマホ表示に対応させるデメリットと注意点は、下記の3つです。
- 手間と工数がかかる
- 端末ごとでのデザイン追求が難しい
- 表示スピードが遅くなる可能性がある
ひとつずつ解説していきます。
手間と工数がかかる
ホームページのスマホ表示対応には、複雑なCSS記述が発生するため、手間と工数がかかります。
手間と工数がかかる理由は、下記の手順が発生するためです。
- デザイン制作を端末ごとで行う
- 各コードにHTMLを埋め込んでいく
社内にコーディング担当者がいない場合、制作会社に依頼することもできるので覚えておきましょう。
端末ごとでのデザイン追求が難しい
ホームページをスマホ表示に対応させた場合、端末ごとにデザインを変更できません。
そのため、デザインの自由度は低くなってしまいます。
仮に、端末やページごとでデザインを変更したい場合は、従来の方法での制作が望ましい点を覚えておきましょう。
表示スピードが遅くなる可能性がある
ホームページをスマホ表示に対応させた場合、表示スピードが遅くなる可能性があります。
理由は、パソコンで活用していた画像やCSS、HTMLを、スマホでも読み込むためです。
そのため、スマホのスペックが低いものであれば、ホームページの読み込みが遅くなってしまう可能性は考慮しておきましょう。
ホームページをスマホ表示に対応させる方法
ホームページをスマホ表示に対応させる方法は、下記の2つです。
- 変換ツールを活用する
- WordPressを活用する
それぞれ解説していきます。
変換ツールを活用する
変換ツールの活用によって、スマホ表示に対応したホームページを制作できます。
有名なツールには「フラミンゴ」「shutto」などがあります。
ツールによっては、開発管理機能やフィルター管理機能などの利用も可能です。
WordPressを活用する
WordPressとは、世界中で利用されているCMSのひとつです。
ホームページのサイト構築に関する情報が豊富で、スマホ表示への変換を簡単にできるでしょう。
また、テーマやプラグインの種類も多く、自社に適したテーマを見つけられるはずです。
まとめ:ホームページをスマホ表示させて自社の目標を達成させましょう
今回は、ホームページをスマホ表示に対応させる方法や注意点などをお伝えしました。
ホームページをスマホ表示に対応させるメリットとして、下記の3つが挙げられます。
- 検索エンジンの最適化
- 制作コストの削減
- 効率的な運用と管理を実現
一方で、スマホ表示にさせるデメリットや注意点なども参考にして、自社に適した方法を見つけましょう。
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